啄木の歌と小樽の海、ライド

皆さんご存知でしょう。石川啄木。皆さんご存知でしょうか。小樽の海。皆さんあまりご存知ないでしょう。RIDE。

現代に生きるわれわれにも、古くささを感じさせず、ふと、現代の人間が書いた歌なのではと思わせる啄木の歌。それがやはり普遍性をつかみ時代を超えて愛される所以。啄木の歌なのですが。

季節、または一日、一日により色、見方を変える小樽の海、の色。たんなる景色の一つとして、住む者の意識の端っこで、その日、心情への影響もなきにしもない程度。

例えば、京都をロックとし、現在の東京を商用の音楽、大阪を懐かしいカントリーとしたならば、北海道の小樽は、隅っこポップ、Ride、シューゲイザー。(しかし、小樽にはシューゲのバンドは皆無です。)

啄木の歌、小樽の海、Ride、どれも個人的には、変哲も無い気分に爪楊枝ですこし突かれたようなメランコリックなもの、としてとらえます。

啄木の歌を読みながら、小樽の海を観、RideのVapour Trailを聴いたならば、これまでの繰り返しに理解が深まるような気がするのです。若干、若者ながら。

〜以下、歌碑より引用〜

こころよく

我にはたらく仕事あれ

それを仕遂げて死なむと思ふ

啄木

小樽公園石川啄木歌碑

小樽公園の一角にある石川啄木の歌碑。

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