現在、市立小樽美術館では「SEVEN DADA’S BABY再考-7人のアヴァンギャルド」が6月30日までに開催中です。
この展覧会の趣旨としては・・・・
「インスタレーションやパフォーマンスなど、現代美術に見られるさまざまな表現には、今もダダの精神が失われることなく息づいています。北海道で遅れて花開いたダダ展=「SEVEN DADA’S BABY」は、オルガナイザー・柴橋伴夫によって、1982年ギャラリーユリイカ(札幌)で開催されました。7名のアーティストは、「SEVEN DADA’S BABY」のほか、北海道の地で起こった「The VISUAL TIME」「シーサイド展」「Today」「今日の正常位展」などで作品を発表し、既存の美術の枠組みを超えた新たな表現で美術界に刺激を与え、北海道の前衛美術が活況を呈していく原動力となりました。
本展は、40年前の展覧会と1980年代の時代をあらためて見直し、北海道の現代美術をリードした7名を柴橋伴夫とともにピックアップし再考するものです。ダダをキーワードに、自然物や廃材を使ったインスタレーション、物質そのものを提示するオブジェ、コミュニケーションアート、パフォーマンスの領域をご紹介します。
本展では、阿部典英、荒井善則、岡倉佐由美、佐渡富士夫、千葉豪、楢原武正、さらに当館の代表的な収蔵作家・一原有徳を加えた7名のアーティストを選び考察いたします。開催から40年以上が経過し、現在それは受け継がれているのか、それともどのように変容したのか、7人のアート・ドキュメントとして、80年代以降現在に至る作品を展覧するものです。」とのこと
そもそも「ダダ」とは何?と思いWikipediaで調べてみたところ
「1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のこと」らしく既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想が大きな特徴として挙げられています。
百聞は一見に如かず!私が文章で伝えることはできないので実際に美術館に足を運んでダダの世界観に浸ってみてはいかがでしょうか?
SEVEN DADA’S BABY再考-7人のアヴァンギャルド
日時:6月30日まで 9:30~17:00(16:30最終入場)
休館日:毎週月曜日
場所:市立小樽美術館(〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号)
観覧料:一般600円、高校生・市内高齢者300円、障がい者・中学生以下無料